旅するように生きてゆく

羅針盤は「自由」。飄々と、淡々と。

「人工知能」にびびっている素人の私でも理解できた、人工知能についての本

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの」

を読みました。

 

人工知能=いずれ人類を滅ぼす、
的な論調もあり、びびっている私ですが、
ラチがあきません。勉強しよう、と思って読んでみました。

 

内容

情報量が足りずにうまく行かなかった過去。

インターネットが普及し、
コンピュータが膨大な情報量「データ」を
集められるようになって、データから注目すべき「特徴量」
を見つけ出せるようになってきているのが現在。

一例「グーグルのネコ認識」(2012年)では、
ディープラーニング(特徴表現学習)という、多層化されたデータから、
コンピュータが特徴量を取り出し、「ネコの顔」という
「概念(シニフィエ)」を獲得する、という段階に入りつつある。

今後については、様々な領域(医療・交通・消費)で、
人工知能はさらに活躍していき、産業にインパクトを与えるだろう。
(それによって職を失う人もでてくる)

とは別に、知能と生命は別の話であり、
人工知能が暴走して人類を脅かすようなことはないこと。
むしろ、軍事応用や産業上の独占などの方が脅威であること。

決して未来はバラ色でも暗黒でもない、
人工知能は着々と進展し、
少しずつ世界を豊かにしていくこと。

としつつも、
人工知能は人を超えるのかという問いについては、
エス
「特徴表現学習」により、多くの分野で人を超えるかもしれない。
そうでなくても、限られた範囲では人間を超え、その範囲は広がっていく。
どう活用していくかが問題。
と終章を締めくくっています。

 

感想

未来を知ることはできません。
ですが、人工知能が今後の我々の生活の中に
もっともっと入り込んでくることは疑いの余地はなく・・

過去の自分の経験「データ」を元に、我々ができるのはまさに、
そこからよく考えること「ディープラーニング」に尽きるのかもしれません。
人工知能とともに。